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2023.11.30 印刷について

今注目を集める「環境配慮製品」を作るには? 印刷会社の取り組みを解説

今注目を集める「環境配慮製品」を作るには? 印刷会社の取り組みを解説

現在SDGsやESG投資への意識の高まりから、環境配慮製品に注目が集まっています。環境に配慮した商品を選ぶことは、普段の生活からできるSDGsのアクション。CCG HONANDOにも環境に配慮した印刷物への問い合わせが多くなっています。CCG HONANDOは持続可能な社会の実現に向け、環境に配慮した取り組みを推進するために、2023年10月に「日本サステナブル印刷協会」に入会しました。今回は、環境に配慮した印刷方法やCCG HONANDOの取り組みについて解説します。

〈 INDEX 〉
日本サステナブル印刷協会とは?
日本サステナブル印刷協会に入会するメリット
CCG HONANDOの環境に配慮した印刷方法・取り組み
CCG HONANDOが環境配慮製品にこだわる理由
まとめ

日本サステナブル印刷協会とは?

日本サステナブル印刷協会とは、環境に配慮した印刷の普及を図り、印刷業会における、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進することで、印刷業界の健全な発展と社会貢献への寄与を目的とした団体のことです。2050年までのカーボンニュートラルの実現、2023年度より有価証券報告書における気候変動開示の質と量など、国内全体でもCO2排出量削減の流れが加速しています。今や日本でも「カーボンニュートラル」という言葉を認知するほど、環境問題に関心を抱く人が増えているなか、印刷業界においても環境に配慮した取り組みが重要という背景から2022年12月に設立されました。

印刷物における環境配慮製品の現状

気候変動や環境汚染などの環境問題は、大量生産や大量消費といった経済活動に起因していると言われており、こうした社会構造を見直し、サステナブルな社会を実現するために、多くの企業が様々な取り組みを行なっています。印刷では、主にインキ・用紙の側面から環境に配慮することができ、環境に配慮したインキや用紙を使うことで、印刷物に「ベジタブルインキ」「FSC®認証紙」などのマークを付与することができます。

日本サステナブル印刷協会に入会するメリット

日本サステナブル印刷協会に入会することで、具体的にどのようなメリットがあるのか気になる方は多いと思います。ここでは、いくつかピックアップして紹介します。

カーボンゼロプリントマークの表示

日本サステナブル印刷協会は、印刷業会における持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進するための協会です。同協会に入会するには、自社設備で燃料燃焼、また化学反応等によって直接排出した二酸化炭素やGHQの大気放出、外部から購入した電気などの二次エネルギーが作られる際に排出した二酸化炭素の排出量が実質ゼロでなければならないとガイドラインによって定められています。協会の認定を受けた工場は「カーボンゼロプリント工場」として認められ、工場で印刷した印刷物には「カーボンゼロプリント」マークを表示することができ、CO2削減への貢献をアピールすることができます。

カーボンニュートラルプリントマークの表示

日本サステナブル印刷協会では、印刷物のカーボンニュートラル化を推進するため、カーボンニュートラル化した印刷物に表示する「カーボンニュートラルプリント」マークを策定しています。このマークを表示することで、カーボンニュートラル達成への貢献をアピールするとともに、印刷物を手に取った消費者に対して、環境に配慮した企業であるとアピールすることができます。

信頼獲得・ビジネスチャンスの拡大につながる

商品やサービスが環境に配慮されたものかどうかは、消費者や企業にとって大きな関心ごとのひとつです。2005年に制定された「グリーン購入法」では、地方自治体・事業者・国民に対してグリーン購入に努めることを求めています。グリーン購入とは、商品を購入する際に本当に必要かどうかを見極め、価格や品質だけでなく環境や社会への負荷が少ない商品やサービスを選ぶこと。印刷物に「カーボンゼロプリント」「カーボンニュートラルプリント」を付与することで企業イメージが向上し、取引先からの信頼獲得、ひいてはビジネスチャンスの拡大につながります。

消費者の行動変容を期待できる

社会からの要請を受けて、印刷会社でも環境に配慮した印刷方法に取り組んでいます。例えば、植物油を使ったインキ、揮発性有機材を抑えたインキなどの環境負荷を軽減できるインキもありますし、適切に管理された森林の認証材を使用した用紙、印刷時に廃液を出さない印刷方法もあります。このように、環境に配慮した取り組みはいくつか存在しますが、どんなに環境に配慮した製品でも消費者に理解されなければ「消費」にはつながりにくいという課題があります。「カーボンゼロ」「カーボンニュートラル」はひと目で環境配慮製品であると伝わるため、消費者が行動に移しやすいというメリットがあります。

CCG HONANDOの環境に配慮した印刷方法・取り組み

印刷会社が環境配慮製品に取り組むことで、地球環境の保全に貢献する姿勢をアピールできますし、社会的意義や持続可能性が高い印刷会社と評価されることにもつながります。ここでは、CCG HONANDOの環境に配慮した印刷方法・取り組みを解説します。

製造工場の二酸化炭素排出量をゼロに

カーボンニュートラルとは、製品のライフサイクル全体を見た時に、二酸化炭素の排出量と吸収量が実質プラスマイナスゼロになることを指します。CCG HONANDOでは、工場のエネルギーをゼロカーボンで調達。具体的に説明すると、使用するエネルギーはバイオマス燃料を用いています。バイオマス燃料は燃焼時に二酸化炭素を排出しますが、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、その循環で実質ゼロという考え方をしています。ゼロカーボンエネルギーを使用しているため、製造時でのエネルギーはゼロ。さらに、大阪本社も再生可能エネルギーを使用しており、営業車や輸送トラックのガソリンから排出されるCO2は二酸化炭素排出権(クレジット)を購入しており、ゼロとしています。

カーボンニュートラルとは?概要と仕組み、世界の現状をわかりやすく解説

「カーボンニュートラル」という言葉を聞いたことはありますか?カーボンニュートラルとは、いま世界規模で急速に動き始めている脱炭素社会を目指す取り組みのひとつ。今回の記事では、カーボンニュートラルの概要と仕組み、世界や日本における現状などをあらゆる角度から解説します。

森林認証紙の使用

FSC®のロゴマークのついた印刷物を見かけたことのある人は多いと思います。FSC®森林認証は、世界的な森林の減少・劣化の問題と、グリーンコンシューマリズムの高まりを背景として生まれた「適切な森林管理」を認証するための制度です。CCG HONANDOでは、「森林の管理や伐採が環境や地域社会に配慮して行われているかどうか」を評価・認証するFSC®森林認証制度に基づき、適正に管理された森林木材による製品であることを証明したFSC®森林認証紙を使用することで、林業者を支援するとともに世界の森林保全に貢献しています。

環境対応インキの使用

インキは印刷に欠かせませんが、製造・印刷・廃棄のサイクルにおいて環境や人体に影響を与える恐れがあります。CCG HONANDOでは、植物油や再生植物油等を用いた「ベジタブルインキ」、生物由来の有機性資源(バイオマス)から成分を抽出して製造する「バイオマスインキ」、VOC(揮発性有機化合物)含有率1%未満の「NONVOCインキ」を使用するなど、環境に配慮した印刷方法を採用しています。

CCG HONANDOが環境配慮製品にこだわる理由

CCG HONANDOでは経営理念と環境理念をかけ合わせた「Best Print For Life , For Earth」というスローガンを掲げています。これは、地球にやさしい印刷物、すべての想いに応えるサービス、新たな技術と進化に対する当社の存在意義であり、多くのエネルギーや資材を要する環境負荷の高い印刷業に関わるCCG HONANDOならではのビジョンでもあります。近年は「エシカル消費」という言葉を耳にする機会も多くなり、これまで以上に人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノを購入・消費することが求められるようになっています。少しでも環境に良いモノを後世に残せるように、これからも新たな挑戦を続けていきます。

まとめ

今回は「環境配慮製品」に焦点を当て、環境に配慮した印刷方法やCCG HONANDOの取り組みを解説しました。CCG HONANDOはSDGsの17項目のうち14項目での環境活動を行い、それぞれの分野で具体的な数値目標を掲げながら目標を達成し続けています。環境負荷低減の取り組みは、当社のビジネススタイルを強化するための付加価値であり、競合優位性を生み出す差別化要因でもあります。ただ印刷するだけの企業ではなく、環境や時代に即した取り組みを続けながら新たな付加価値を提供していく。そんな印刷サービス企業をCCG HONANDOは目指し、体現しています。

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