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2023.05.17 会社案内 環境対策について

環境にも優れた最新鋭の印刷機『LITHRONE G40 advance』を導入

環境にも優れた最新鋭の印刷機『LITHRONE G40 advance』を導入

CCG HONANDOは、印刷・サービス事業におけるさらなる発展と成長を目指すとともに、環境配慮企業としての責任を果たすために最新鋭の印刷機を導入しました。今回のコラムでは、『LITHRONE G40 advance』を導入した経緯、同機によって広がる印刷商材やお客様へのメリットなどをご紹介。従来よりもさらに向上した私たちの環境力、商品力にこれからもご期待ください。

〈 INDEX 〉
新印刷機『LITHRONE G40 advance』導入の経緯
新たに導入した印刷機『LITHRONE G40 advance』の特長について
環境力と商品力がさらに優れたCCG HONANDOへ

新印刷機『LITHRONE G40 advance』導入の経緯

CCG HONANDOは、KOMORI社が開発・製造する世界最高クラスのROIを提供する印刷機『LITHRONE G40 advance』を新たに導入しました。環境に配慮した印刷・サービス事業を展開してきた当社として、「商業印刷でさらなる発展を実現するためにはどうするべきか」という、未来に向けたビジョンを更新していく思考が、新印刷機導入に向けたスタートでした。最初に構想を持ったのは、2018年頃。当時、商業印刷のマーケットは5兆円規模でしたが、今後はさらに縮小して3兆円を切るかもしれないという懸念を抱いていました。内職業務なども加味して事業を横展開する手法もありますが、商業印刷の根本に縛られると大きな広がりも期待できず、商機と勝機も限られてしまう。しかし、シュリンクしていくマーケットに留まるだけでは、企業としての成長・発展も不透明のまま。事業の主軸である商業印刷から脱却するのもリスクがある。そうしたジレンマを抱えた中で当社が選択したのが、これまでの技術力・品質力・納品力を最大限に生かし、印刷商材を増やすということでした。

取引先のお客様に合わせて印刷商材の幅を広げる

当社の取引先にはパッケージ会社様が多く、そうしたお客様のビジネスに合わせた細かなニーズに対応し、より幅広い印刷商材を増やしていくことができれば、商機と勝機も広がっていくのではないかと考えました。厚紙や特殊な紙への印刷はもちろんですが、0.5mmが主流のパッケージ製品において、厚さにも様々な選択肢を持たせることで私たちの提案の幅も広がり、お客様の商材の可能性も広がる。そういった側面から、当社の技術力・品質力・納品力をより高めていける印刷機を探していく中で出会ったのが、KOMORI社の『LITHRONE G40 advance』でした。

印刷機だけではなく、製造工程も環境に配慮できるように

メンテナンス力や品質力にも優れたKOMORI社の『LITHRONE G40 advance』を選んだのには、もう一つ大きなポイントがあります。それは、製造工程において有害なオゾンを発生しないということ。2010年から環境負荷低減活動に取り組んできた当社にとっては、まさに最適とも言える印刷機です。『LITHRONE G40 advance』に搭載した革新的乾燥システムH-UV L(LED)は、KOMORI社独自のノウハウで開発したUVランプと高感度UVインキを用いた画期的なUV乾燥システム。デリバリーの立ち上がり部にランプ1灯を組み込んだこのシステムにより、エコノミーとエコロジー、高い品質と信頼性を兼ね備え、オゾンの発生を防ぐことができるのです。 参照:https://www.komori.com/ja/jp/product/press/h-uv/h-uvl/

フランスでは油性インキの規制を段階的に強化

SDGsなどの活動によって世界的に環境負荷低減の取り組みが行われている今、フランスでは2023年1月1日から包装材や商業宣伝用の未承諾広告チラシ(ダイレクトメール)、カタログへの鉱物油(油性インキ含む)の使用が禁止されました。インキ中の質量濃度1%超えのMOAH(鉱物油芳香族炭化水素)の使用が禁止され、2025年1月1日からはインキ中の質量濃度0.1%超えのMOAHおよびMOSH(鉱物油飽和炭化水素)、ならびに芳香環3〜7個の化合物の質量濃度1ppm超えのMOAHの使用が禁止されます。今後、世界各国でもこのような規制強化が予測される中、当社が導入した『LITHRONE G40 advance』で製造したUVインキの印刷物なら環境にも優しく、規制にもかかりません。そして、従来よりも高い生産性で、高品質な印刷物をお届けすることが可能です。

新たに導入した印刷機『LITHRONE G40 advance』の特長について

『LITHRONE G40 advance』は高い生産性と印刷品質を実現する、世界最高クラスのROIを提供する印刷機です。“コネクテッド・オートメーション”というコンセプトに基づき、工程間の連携強化・最適化、上位システムからの情報をもとにしたプリセットによる高度な自動化を実現し、印刷工程全体の生産性向上に寄与。ここでは、数ある特長の中から、当社がお客様のビジネスに貢献できるポイントもふまえてご紹介いたします。

最新鋭モデルの菊全UV5色機

当社が導入した『LITHRONE G40 advance』は菊全サイズ(636×939mm)で、UVインキ5色の印刷機になります。4色+ニス、4色+特色といった掛け合わせにも対応することが可能。ニスを載せる場合、従来では一度印刷機を通してから再度載せていましたが、ワンパスで印刷することができます。ズレなどの不具合が起こることもなく、印刷品質はもちろん、より高い生産性も実現することができます。

インラインカメラによる品質チェック

インラインカメラを設置することで、製造中の濃度測定、汚れ検知、自動見当合わせを瞬時に行いながら製造。また、インラインカメラでは全数検査を、オペレーションスタンドでは抜き取りチェックを行っているため、より高精度で高品質な印刷物をお届けすることができます。

厚さ1mmまでの印刷が可能

『LITHRONE G40 advance』では、最大1mmまでの厚さの紙に印刷ができます。パッケージ製品の主流である0.5mmはもちろんですが、厚さ0.6〜0.8mmnの紙を使って新たな風合いのパッケージを世の中に打ち出すことも可能。また、1mmの厚さではコースターなどにも対応でき、他にもポップ系の販促物や什器など、厚さ最大1mmまでの紙を商材に合わせて選べるのが大きなポイントです。選択肢が増えることで自由な発想も生まれ、お客様の製品をさらに魅力あるものに仕上げることができるので、ぜひお問い合わせください。

途中乾燥装置のインターデッキを搭載

印刷機にある全てのユニットにインターデッキを搭載していることで、次のインキをのせる前に即座に乾燥させ、色の剥がれを防ぐことが可能です。『LITHRONE G40 advance』ではインキを印刷途中で乾燥させることができるため、スペシャリティーズをはじめ、ユポ紙やタック紙にも対応。また、あらゆるベタ濃度にも対応できます。

環境力と商品力がさらに優れたCCG HONANDOへ

CCG HONANDOは、新たな印刷機『LITHRONE G40 advance』の導入により、これまで続けてきた環境負荷低減への取り組みをさらに実践していくことができるようになりました。オゾンを発生させない環境配慮製品を製造することは、企業の社会的責任でもあると考えます。そして、従来よりも印刷商材が広がっている今、ユポ紙などの合成紙、タックシール、厚紙といった製品も拡充し続け、お客様の思いつかないような当社ならではの提案をしていく。お客様と共に成長し、共にビジョンも広げていけるような、より良い製品とサービスを提供していきます。

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