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2022.04.25

効果的な販促物を作るには?種類に応じた印刷方法の選び方や注意点

効果的な販促物を作るには?種類に応じた印刷方法の選び方や注意点

マーケティングにおいて、販促物がもたらす効果は可能性にあふれています。テレビやWebなどを通して情報発信を行ない、多くの人に「知ってもらうこと」を目的とした“広告”とは異なり、販促は「買ってもらうこと・利用してもらうこと」を目的したものです。今回は、商品・サービスを販売するうえで重要な販促物の印刷について、詳しく解説します。

〈 INDEX 〉
そもそも“販促”とは?
高い効果が得られる販促印刷物の種類とは?
販促物に合わせた印刷方法の選び方
販促物印刷を行なう前に注意しておくべきポイント
CCG HONANDOの販促物印刷
効果的な販促物を制作するポイントは“消費者目線”

そもそも“販促”とは?

販促とは「販売促進」を省略した言葉で、自社の商品やサービスの魅力を消費者に伝え、購買意欲を高めるための一連の施策を指します。そのため、例えばノベルティの配布やポップアップストアを設置したイベントなども販促に含まれます。販促の種類はさまざまですが、実施することで集客や売上の向上につながり、企業の成長にとっては欠かせない要素といえるでしょう。

効果的な販促物を作るには?種類に応じた印刷方法の選び方や注意点

高い効果が得られる販促印刷物の種類とは?

販促物の種類は、その目的によって大きく2つに分けられます。ひとつは、「認知」を目的としたもの。新たな商品・サービスを発売する時や、既存の商品・サービスをリニューアルした時などに使用されるため、写真やイラストが効果的に使われている販促物が多いです。もうひとつは、「訴求」を目的としたもの。商品・サービスの特徴や魅力、使用方法をしっかりと伝える必要があるため、読み物としてじっくり見てもらうための工夫が必要になります。ここでは、代表的な販促印刷物について、それぞれの特徴をご紹介します。

ポスター

普段目にする機会が多い販促印刷物といえば、大判ポスターではないでしょうか。A4サイズ以上の大きさのフルカラー印刷で、大きければ大きいほど存在感が増して目に留まりやすくなります。ポスターはビジュアルで消費者に訴える販促物で、認知を高めることを目的としています。通常印刷はもちろん、屋外に設置する場合は、耐水性のある紙や耐光性のあるインキを使用した印刷が必要になる場合があります。最近では、抗菌ニスを施したポスターの印刷もお問い合わせが増えています。

チラシ

チラシも、私たちの生活のなかでなじみ深い販促印刷物です。制作しやすいうえに集客力が非常に高い点が、よく利用されている理由として挙げられます。人の目を引くデザイン性と情報が正確に伝わる伝達性、両方のバランスがとれていると非常に効果的で、「認知」と「訴求」のどちらにもアプローチできるツールといえます。イベントや街頭で手配りするタイプ、新聞の折り込みチラシ、ポストに投函するポスティング用など、活用できる場面はたくさんあります。

DM・ポストカード

既存顧客への案内や新規顧客の獲得を行なうためのツールとして人気なのがDM(ダイレクトメール)です。印象づけを狙うために、インパクトのあるデザインにしたりおしゃれな加工を施したりと、さまざまな工夫が可能です。封書タイプのDMは開封されないまま捨てられてしまうことがあります。しかしポストカードは、一度に伝えられる情報量は減るものの顧客の目に留まるチャンスが高まります。内容をしっかり読んでもらうことが重要な「訴求」を目的とした販促物といえます。

POP

POPとひとことでいっても、その種類はたくさんあります。立体感を加えて視覚効果を高めた「立体POP」や、シンプルな形状でありながら動きをつけられる「スイングPOP」、商品棚や陳列棚に設置して顧客の視線上に最適な情報を提供できる「レールPOP」など、目的や設置場所に沿って適した形状は異なります。POPはサイズが小さいものが多いですが、インパクトを持たせることで瞬間的に消費者の興味を引く効果が期待できるため、「認知」を目的とした販促物といえます。

看板・のぼり

看板・のぼりは、店舗の目印となる重要な屋外広告ツールです。卓上に置くのに適した小さいサイズから店舗前に設置するのに適した大きいサイズまで展開が幅広く、活用シーンが多いことが特徴のひとつです。看板は遠くからでも見えるよう形だけでなく色にもこだわってみたり、のぼりは使用環境によって素材を工夫したりすることができます。どちらもビジュアルによって目にした人の興味を引くための販促ツールで、「認知」を目的とした販促物といえます。

ポケットティッシュ・マスク

ポケットティッシュは、ばらまき用の販促グッズとして根強い人気があります。駅前や繁華街など、人通りの多い場所で配布することによって幅広い顧客層へのアプローチが可能。封入する紙のデザインを工夫すれば、手に取った人に与えられる情報量は大きく変わります。特に折り込みタイプは、情報をたくさん盛り込むことができます。最近は、ポケットティッシュのほかにマスクが選ばれる場合も増えています。これらは、サービスの内容や問い合わせ先を記載することが多く、「訴求」を目的とした販促物に該当します。

販促物に合わせた印刷方法の選び方

ここまで多種多様な販促物をご紹介しましたが、アイテムに応じた印刷方法の選択は重要なポイントです。手に取った人に何をどのように伝えたいのか、どのようなスケジュールで進行すべきかによって、最適な印刷方法は大きく異なります。そこで、代表的な印刷方法を3つご紹介します。

効果的な販促物を作るには?種類に応じた印刷方法の選び方や注意点

①通常印刷

通常印刷とは、一般的なCMYKインキやトナーを使用して行なう印刷のこと。追加料金や特殊加工料金がかからない、もっともベーシックな印刷方法です。大量のポスターやチラシ、DMなどを、コストをかけずに制作したい場合に適しています。印刷そのものは普通でも、紙の種類やサイズを変えるだけで十分に付加価値をプラスできるため、雰囲気を変えてオリジナリティを出したいというご要望にも対応可能です。

②特殊印刷

特殊印刷とは、特殊なインキや素材、加工技術を使った印刷方法のこと。そのため種類は多岐にわたり、表現したいものによって選ぶべきものは異なります。例えば、ポスターやPOPで特に遠くから目立たせたい文言がある場合、蛍光インキを使えば非常に鮮やかな色で印刷できます。また、ポストカードにエンボス加工を施して文字を立体的に見せれば、視覚的な印象に加えて手ざわりでもインパクトを出すことができます。

特殊な効果を生み出す印刷って?特殊インキの種類を解説!

印刷物は、Webサイトと違って手に取ることで広告効果を発揮するツールです。見る人の視覚や触覚を刺激することで、より強い印象を与え、競合商品・サービスとの差別化に活用することも可能です。今回は印刷物の訴求力を高める「特殊印刷用インキ」をピックアップ。通常の印刷で用いられるインキとの違いや、特殊印刷用インキの種類を解説します。

オンデマンド印刷

オンデマンド印刷とは、通常印刷とは異なり、印刷時に版を作成しません。そのため、小ロットや短納期での製造に強い印刷方法です。印刷物の色味や品質は若干劣りますが、欲しい時にすぐ対応できる点が大きなメリットです。そのため、チラシやDM、POPなどに適しています。上記2つの方法よりもコストを抑えられるので、急遽販促物が必要になった場合にはこの印刷方法がおすすめ。印刷の品質にこだわりがない場合には選択肢に入れてみてください。

販促物印刷を行なう前に注意しておくべきポイント

販促物は企業の成長にとって重要なものです。しかし、多種多様なアイテムがあり、どれを選ぶべきか迷ってしまうかもしれません。だからといって、行き当たりばったりの“販促っぽい施策”になるのは避けたいところ。次のポイントに留意し、活用する場面を想像しながら最適な販促物を制作しましょう。

効果的な販促物を作るには?種類に応じた印刷方法の選び方や注意点

①目的とターゲットを明確にする

販促物を制作するうえで、目的やターゲットを明確にすることは非常に重要です。例えば、「売上を伸ばす」という目的はどの企業も設定しているはずですが、販促の内容が漠然としていると、その目的に到達するまでの手段をなかなか決められません。「売上を伸ばす」ことを主軸に、「商品・サービスの魅力である○○について伝える」のようにさらに細かくブレークダウンしましょう。そのうえで、「△△の売り上げを3ヶ月後までに前年比120%に拡大する」のように具体的かつ定量的に測定可能な目標値を設定することが重要です。

②予算や納期を具体的に設定する

予算を決める時は、「目的を達成するために必要なものは何か」を可視化して見極めることがポイントです。多くの予算をかけて大規模な販促を行なうのも方法のひとつですが、まずは低予算でスタートし、徐々にブラッシュアップしながら効果的な販促に発展させるほうがムダを抑えられます。そのためには販促物の納期管理も不可欠なタスクです。販促物が複雑なものになればなるほど工程数が増えるため、製作日数ははじめからしっかりと固めておくべきです。

③活用する場所や場面に合わせた販促物を選ぶ

販促物を選ぶ時は、活用される場所や場面を想定しておくことが重要です。例えば、自社商品のサンプルを配布する場合、使用方法を伝えなければお客様は困惑してしまいます。使用方法を説明する冊子や書類、商品専用ページにアクセスできるURLやQRコードを添えるなどの工夫が必要です。また、商品のターゲット層に合わせた導入事例を紹介するのも効果的。実際の活用シーンをイメージしやすくなります。

効果的な販促物を作るには?種類に応じた印刷方法の選び方や注意点

CCG HONANDOの販促物印刷

CCG HONANDOでは、販促に関わる印刷物のご依頼を多くいただきます。イベントで配られるA4サイズのチラシから、施設案内に使われる折の多いリーフレット、B2サイズやA2サイズなどの遠くからでも目を引く大判ポスター、店頭で使われるインパクトのあるトップボードや各種POPなど、さまざまな仕様に対応できます。小ロットはもちろん大ロットにも強いため、納期についてもお気軽にご相談ください。

効果的な販促物を制作するポイントは“消費者目線”

販促物は一見手軽に制作できそうに見えるかもしれません。しかし実際には、「欲しい」「使いたい」という気持ちを喚起させることはもちろん、購買にともなう心理的不安を解消し、商品を手に取ってもらうまでをイメージ  しながら制作を進める必要があります。そのため、常に消費者目線に立った姿勢を持つことが重要になります。「これから販促施策を実施したい」「これまで販促物を使った施策で効果が出なかった」などのお悩みがありましたら、ぜひCCG HONANDOにご相談ください。目的に応じて最適なご提案をさせていただきます。

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