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2021.09.24

紙媒体だからこそできること。メリット・デメリット、今後の展望とは?

紙媒体だからこそできること。メリット・デメリット、今後の展望とは?

なぜ今、あえて紙媒体なのか?

紙媒体とは、情報が紙に印刷されたもの。身近なところでは、新聞や書籍、雑誌やチラシなど、さまざまな種類の紙媒体を日々手にする機会があるでしょう。しかし近年、スマートフォンやタブレットといったデジタルデバイスが普及するなかで、Webサイトや電子書籍などが台頭し、情報はデジタル化の一途をたどっています。

もちろんそのおかげで私たちの生活は便利になっていますが、こうしたデジタルコンテンツの急速な盛り上がりの陰で、紙媒体によるコミュニケーションは減少してきています。とはいえ、紙媒体が完全になくなることはなく、新聞やチラシ、フリーペーパーなどはいまだに紙媒体で存在し続けています。

そこで今回は、紙媒体だからこそできることについて、メリットやデメリット、今後の展望について解説。紙媒体ならではの特性を知り、Web(デジタル)媒体と上手に使い分けながら、効率的な情報発信を行ないましょう。

紙媒体とWeb媒体、両面からのアプローチが重要

紙媒体とWeb媒体、両面からのアプローチが重要

紙媒体とWeb媒体は、それぞれに適したターゲットとアプローチ方法があるため、どちらかに偏るのはもったいない考え方です。簡単に言えば、ターゲットを絞らず幅広くアプローチする場合には紙媒体、ターゲットを限定しピンポイントにアプローチする場合にはWeb媒体が効果的です。

つまり、ターゲットや状況に応じて紙媒体とWeb媒体をうまく使い分けることができれば、より効率的なPRにつながります。例えば、紙媒体にQRコードやURLを記載することは、今では珍しいことではありません。今後はこのように、紙媒体とWeb媒体を結び付けたアイディアがますます増えてくるのではないでしょうか。

紙媒体の広告の主な種類とそれぞれの特徴

紙媒体の広告といっても、種類によって届けられるターゲットやその価値を発揮する効果は異なります。毎日の生活の中でもっとも身近なのは、新聞広告や折り込みチラシでしょうか。これらは比較的、中高年層に親和性の高いツールです。

また、雑誌・雑誌広告を目にすることも多いでしょう。写真やイラストなどビジュアル面での訴求がメインで、購読層により、狙いたいターゲットを選んでプロモーションをすることができます。ほかに、商品やサービスのターゲットに向けてアプローチをするDM(ダイレクトメール)や、エリアをセグメントしてポストに投函するポスティングチラシなど、さまざまな紙媒体があります。ここでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

新聞広告・折り込みチラシ

新聞広告・折り込みチラシ

新聞広告とは、新聞の紙面に掲載する広告のこと。全国紙や地方紙などがあり、広範囲にわたって広告を出すことができます。また、新聞そのものが信頼性の高いメディアであることから、社会的な信頼を得やすいとも考えられます。新聞の購読者は中高年層以上が多いため、シニア世代へ幅広くリーチしたい場合におすすめです。

また、折り込みチラシは新聞に挟み込まれたチラシを指します。新聞と一緒に配達されるため、同じくシニア世代へのアプローチに適しています。配布地域をエリアごとに細かく区切れるため、地域密着型のマーケティングを行なうことができるのもメリットです。

雑誌広告

雑誌広告

雑誌広告とは、季刊誌や月刊誌など一定の頻度で発行される情報誌に掲載される広告です。雑誌広告の最大のポイントは、ターゲット層が明確であること。雑誌の内容はさまざまですが、趣味や趣向によって読者層があらかた把握でき、ターゲットを絞ったムダのないアプローチが可能です。そのため、一定の宣伝力があるものとして重宝されています。ちなみに、編集記事のような体裁で掲載されるタイアップ広告は、読者から雑誌のコンテンツの一部として認識されやすく、宣伝されている商品やサービスへの購買意欲が高くなる傾向にあります。

ポスティング

ポスティング

ポスティングは、個人宅や集合住宅のポストにチラシや冊子などを投函する広告手段です。さまざまな地域に代行業者があり、地域を限定したアプローチが可能です。

ポスティングのメリットはほかにもあります。例えば、折り込みチラシの場合は、新聞に挟み込めるのはチラシのみです。また、新聞広告や雑誌広告の場合、広告の枠や範囲といった制約があります。しかしポスティングの場合、冊子やフリーペーパー・ステッカーなどさまざまなアイテムを投函することができます。そのため、受け取った人の印象に残るような、オリジナリティあふれる投函物を作成するのもおすすめです。ただし、ポスティングを禁止している集合住宅もあるため、注意が必要です。

DM(ダイレクトメール)

DM(ダイレクトメール)

DM(ダイレクトメール)とは、企業や団体が所有するリストをもとに個人や法人宛に送られる広告です。EメールによってDMを送る場合もありますが、開封して読んでもらえるかどうかはタイトル(件名)に大きく左右されます。紙媒体のダイレクトメールでは、封筒やハガキなど、用紙や形状でオリジナリティを出せるのが特徴。デザインや封入物を工夫することで、開封率を高められる可能性があります。また、DMは伝えたい相手に対してダイレクトにアプローチできる手法なので、ほかのマス・マーケティングよりも効率的に商材を訴求できます。しかし、ほかの広告手段に比べると広告コストはやや高くなります。

紙媒体のメリット

紙媒体のメリット

ここまでご説明してきた通り、紙媒体の広告にはさまざまな種類があり、アプローチしたいターゲットに合わせた効率的な訴求が可能です。続いて、紙媒体のメリットについて詳しく見ていきましょう。

記憶に残りやすい

紙媒体のメリットのひとつとして挙げられるのが、Web媒体に比べて記憶に残りやすい点です。例えば読書をする時、紙媒体の場合は大事な部分や覚えたい部分に線を引いたり書き込んだりすることができ、インプットしやすいというメリットがあります。また、紙の書籍の場合、重みや手ざわり、紙のにおいなど、五感を刺激しながら読み進めることになります。それらの感覚とともに、無意識のうちに情報が記憶されるといわれています。

信頼を得られやすい

紙媒体の特徴として、信頼性が高いことも挙げられます。Web媒体は、オフライン広告に比べて規制がゆるく、広告表現があやしく感じられることがあるかもしれません。感覚的に「紙媒体のほうがなんとなく信頼できる」という考えもあるでしょう。 紙媒体は、Web媒体と異なり、簡単に修正をすることができません。その修正しづらい特徴があるからこそ、発行される前に

Webが不得意なターゲットにもリーチできる

例えば、シニア層向け商材の広告をWebでアピールする場合と、学生向け商材の広告をWebでアピールする場合、どちらが多く反響があるでしょうか。ぱっと考えただけでも、Webに親和性の高い後者のほうが反響がありそうな気がしますよね。 最近では、シニア層でもECサイトを利用する人が増えていますが、Web媒体でバナー広告やディスプレイ広告をやみくもに掲載していても、思うような効果は期待できないでしょう。Web媒体にはない紙媒体ならではの魅力は、老若男女問わず誰もが扱いやすいこと。新聞広告や折り込みチラシ、DMといった紙媒体と、Web媒体をうまく掛け合わせた手法が今後必要になると考えられます。

モノとして手元に残り、保存性が高い

自宅に届いたDMや通販カタログなどを、なかなか捨てられずに保管していることはありませんか?紙媒体の大きなメリットはここにあります。Web上で一度見た広告をもう一度見ようと能動的に行動することは、よほど気になったものでない限り難しいのではないでしょうか。 紙媒体の場合、モノとして手元に置いておけるため、時間が経ってから閲覧されるケースも少なくないようです。例えば、クーポンが付いているDMだと、「今は買わなくても、いつか買うかもしれない」と手元にとっておくケースがあります。こういった場合に、紙媒体ならではの保存性・保管性の高さが優位にはたらきます。

手ざわりにも訴えかけられる

手に取った時、思わずじっくり見てしまうDMやポスティング広告に出会ったことはないでしょうか。それは、普通と違う質感やサイズの用紙が使用されていたり、少し変わった加工が施されていたりするケースが多くあります。 このように、紙媒体ならではの表現ができることもメリットのひとつです。同じ内容の広告でも、デザインや素材などに趣向を凝らせば、五感を通してこだわりが伝わります。例えば、上得意のお客様向けのDMは質感のある用紙に箔押し加工をして高級感を出したり、学生向けのダイレクトメールはデザインに合った抜き型で抜き加工をして視覚に訴えてみたり…。こういった創意工夫ができることこそ、紙媒体の真骨頂といえます。

紙媒体のデメリット

紙媒体のデメリット

ここまで、紙媒体のメリットをご説明しました。紙媒体には、Web媒体にはにないメリットがたくさんある反面、デメリットも存在します。デメリットを理解したうえで有効に活用し、紙媒体の最大限の力を発揮させたいものです。

リーチできる範囲に限りがある

Web媒体は情報の共有や拡散が簡単です。良くも悪くも拡散力が強く、多くの人に情報を届けることができます。一方、紙媒体を使用した広告は、デジタルデバイスを持たないターゲットへのアプローチには有効ですが、拡散力が弱いのがデメリットです。また、Web媒体では、口コミやコメントなど、ほかの人の意見を知ることができるのも大きな特徴です。いろいろなサイトから情報を得ることによる発見があるのも、紙媒体との違いです。

Web媒体に比べて修正作業が難しい

紙媒体は、一度発信してしまうと情報の修正や更新が容易でないこともデメリットのひとつです。Web媒体の場合、サーバー上にあるテキストや画像データを差し替えることで情報を修正できます。しかし紙媒体の場合、再配布を行なうには、データの修正後に再度印刷をしなければなりません。そのため、多くのコストや時間が必要です。ただし、このことがデメリットである反面、紙媒体の信頼性につながっていることも確かです。

掲載できる情報量に上限がある

紙媒体は、紙面のサイズが決められているため、掲載できる情報に上限があります。Web媒体は、どれだけ情報が増えても、ページのスクロールや遷移によって対応が可能です。文字数やスペースが制限されているケースもありますが、紙媒体ほど厳しくはありません。また、関連するサイトへのリンクを設置することも可能なので、有益な情報にアクセスしやすくなり、より効果的な訴求ができます。紙媒体の場合、どの情報をどれだけ掲載するか取捨選択が必要で、編集のセンスが問われます。

紙媒体は今後どうなっていくのか

紙媒体は今後どうなっていくのか

Web媒体の普及とともに、紙媒体が衰退しつつあるといわれています。「このまま紙媒体がなくなってしまうのではないか」という話題を耳にしたこともあるかもしれません。しかし、紙媒体は減ってはいるものの、私たちの生活の身近なところに常に存在しています。特に今、日常のあらゆる活動がオンライン化されていることによる「オンライン疲れ」が顕在化し、紙媒体が徐々に息を吹き返してきているという見方もあります。

どちらが良いか悪いかという話ではなく、紙媒体とWeb媒体がお互いのメリットを活かし、デメリットを補い合う存在になることが重要です。多様な媒体をどのように組み合わせて情報を伝えていくのかが、今後の課題であり成長のカギとなるのではないでしょうか。

CCG HONANDOは、紙媒体だからこそできることを伝え続けます

CCG HONANDOは、紙媒体だからこそできることを伝え続けます

紙ならではの魅力や表現方法はたくさんあります。例えば、ざらついたエンボス調の紙を使うと高級感を演出できますし、凹凸がある用紙ならデザインにこだわることでオリジナリティあふれるDMを作成することができます。

昨今、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けて、環境に配慮された用紙が増えています。竹を100%使用した「竹紙」、さとうきびの搾りかすを有効活用した「バガスペーパー」、適切な森林管理のもとで製造された「FSC®認証紙」など、用紙を変えるだけで企業としての環境保護への積極性をアピールすることにつながります。

これまでもこれからも、紙媒体は多くの企業に利用される広告手法であり、技術の進歩にともなって日々新たな手法が生み出されています。私たちCCG HONANDOは、紙媒体だからこそできることを伝え続けていきたいと考えています。

印刷物を通して、環境問題に取り組んでみませんか

「BEST PRINT FOR LIFE , FOR EARTH」を理念に掲げるCCG HONANDOでは、地球にやさしいエコな印刷を続けながら、環境負荷低減に向けた取り組みを実践。既存の紙媒体を環境に配慮した仕様に変更するご提案も行なっています。同じ印刷物を作るならば、環境負荷の少ないものに切り替えるのがおすすめ。印刷物を通じて、地域社会の環境保全に貢献し、取引先のお客様にも環境保全活動に寄与していただけます。できることから少しずつ、行動を始めてみませんか。

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