2023.07.31 印刷について
印刷物の印象アップ!厚紙印刷に最適な印刷物・紙の種類を解説
名刺やDMを印刷する際に、「印象を変えたい」「存在感のある見た目にしたい」という方も多いのでは? そんな時はカタログやパッケージなどに使われる「厚紙」がおすすめ。チラシなどに使われる「薄紙」と比べて厚みがあるため、見栄えの良い印象を与えることができます。厚紙を使うことで、コシのあるしっかりとした仕上がりの印刷物を作ることができますが、印刷できる機械が限られており、家庭用プリンターやコンビニのプリンターを使う場合は注意が必要です。今回は、厚紙印刷に適した印刷物や用紙の種類を解説しながら、厚紙を使った印刷の事例を紹介します。
〈 INDEX 〉厚紙印刷に最適!おすすめの印刷物
厚紙印刷の用紙種類を解説
家庭用・コンビニのプリンターで厚紙は印刷できる?
CCG HONANDOの厚紙印刷の事例
まとめ
厚紙印刷に最適!おすすめの印刷物
厚紙は名刺、DM、フライヤー(チラシ)、パッケージなどに使われる印刷用紙です。薄紙にはない仕上がりが得られる、厚紙の特徴や使用する際の注意点を解説しながら、厚紙印刷におすすめの印刷物を紹介します。
名刺
名刺は紙の厚さや質感、印刷方法によって相手に与える印象が大きく変わります。最近は自宅や会社のプリンターで印刷する人もいますが、薄い紙を使うとケースに入れる際に折れ曲がってしまったり、出しづらかったりすることも。名刺を印刷する際は、0.2mm以上の厚紙を選ぶと良いでしょう。環境に配慮した竹紙の名刺もよく見かけますが、色のついた紙を使用すると印刷物の発色に影響を及ぼすことも。ロゴマークなどにレギュレーションが設定されている場合は注意しましょう。
DM(ダイレクトメール)
厚紙はDM(ダイレクトメール)にもおすすめです。耐久性に優れているため郵送時に紙が折れる心配もなく、封筒に入れずにそのまま発送できるので、封筒を使ったDMと比べて印刷・作業コストが割安です。また、より効果的なDMにするために、丸型、卵型、六角形など様々な形状に加工することも可能です。特殊な加工にすることで郵送のコストは高くなりがちですが、高いレスポンスが期待されるため、DMには厚紙の使用をおすすめします。
フライヤー・チラシ・ビラ
ライブやイベント会場などで配られるフライヤー(チラシ)には薄紙を使用するのが一般的ですが、厚紙を使用することも可能です。インパクトのあるデザインと厚紙を組み合わせることで、より表現の幅が広がり、印刷物を手に取った時の印象を大きく変えることができます。ただし、紙の厚みによっては折りにくかったり、折った部分のインキが剥がれやすくなったりするというデメリットも。用途や使うシーンに合わせて用紙を選びましょう。
パッケージ・紙箱
パッケージや紙箱に使われる用紙には中のモノを守る・包む役割を求められるため、耐久性に優れた厚紙を使用するケースが多いです。中に入れる商品によっては仕切りや緩衝材などが必要になりますが、最近はSDGSの観点からパッケージの機能はそのままで、リデュース・リユース・リサイクルできる環境配慮型のエコパッケージも注目を集めています。
厚紙印刷の用紙種類を解説
ひと言で「厚紙」といっても用紙の種類は様々で、どの厚紙を使えば良いのかわからないもの。ここでは、各種印刷物に適した厚紙の種類を解説します。適切な用紙を選ぶことで、その特徴を生かした印刷物を作ることも可能です。厚紙を上手に活用するためにも、用紙の種類をしっかり押さえておきましょう。
カタログ・カレンダー・出版
カタログ、カレンダー、出版に厚紙を使用することで、耐久性に加えて高級感のある印刷物を作ることができます。これらのツールには白色度が高く、滑らかな質感で加工しやすい用紙が求められることから、マリエスト、北越アートポスト、パーフェクトW、ベルネージュ、ノーバックW、ハイラッキーなどの厚紙を使用するケースが多くなっています。
各種パッケージ
パッケージ印刷の用紙として幅広く利用されているのがNEWタフアイボリー、ハイクリーンコート、クリンコートV、DV-F、マリコート。いずれも表面は滑らかで、清潔感のある白さが特徴の用紙です。パッケージに使われる厚紙の種類は様々で、お菓子などの食品用パッケージには抗菌性のある厚紙、テイクアウトパッケージには耐水性のある厚紙というように、使用目的に合った機能紙も開発されています。
ブリスターパック
ブリスターパックとは、プラスチックで覆われたパッケージのこと。外から中の商品が見えるように透明なプラスチックを成形し、台紙などで封をして作ります。この台紙には、紙器用の厚紙として使用量の多いコートボール系の紙・マリコートを使うのが一般的。高い作業適正と安定した品質を備える人気の厚紙です。
ディスプレイ・什器
紙製の什器は段ボールや厚紙で作ることができますが、見た目にこだわる場合は、コートボールやコートカードといった厚紙から検討するのが一般的です。ただし、ディスプレイする商品の重さによっては、段ボールと合紙して補強するなど、対応が必要になります。紙の厚さに加えて設計や加工も意識しましょう。
家庭用・コンビニのプリンターで厚紙は印刷できる?
「自宅やコンビニにあるプリンターで厚紙を印刷したい」という方も多いのでは?厚紙に印刷するには、厚紙に対応した印刷機が必要になります。家庭用のプリンターやコンビニのマルチコピー機で厚紙に印刷できるのか、できない場合はどこに発注すれば良いのかを解説します。
家庭用のプリンター
自宅にある家庭用プリンターで印刷することで、デザインを自由に変えられますし、コストを抑えることも可能です。家庭用のプリンターに対応した厚紙も販売されていますが、プリンターの種類によっては対応していない厚紙も多く、対応していたとしても紙厚0.35mm程度まで、というプリンターが多いようです。それ以上の厚紙を希望する場合や、仕上がりにこだわる場合は印刷会社へ依頼することをおすすめします。
コンビニのプリンター
ハガキや写真プリントに対応したプリンターを設置しているコンビニもありますが、基本的にあらかじめ用意されている用紙以外の用紙を使うことはできません。オフィスなどに設置されている一般的な業務用プリンタも同様で、0.2mm以上の用紙は印刷できないケースがほとんど。無理に印刷しようとすると故障にもつながるため、厚紙で印刷する場合は印刷会社へ発注することを検討しましょう。
CCG HONANDOの厚紙印刷の事例
CCG HONANDOはハイブリットUV印刷機を導入しており、紙厚1mmまでの厚紙印刷に対応しています。これまでにオリジナルのオバケコースターや1mm段ボールと言われるG段の印刷物の実績も豊富です。特に1mm段ボールは低価格でありながら、軽量かつ強度もあるので、販促用の簡易箱におすすめです。ディスプレイや什器にも使えるため、ご興味のある方はお問合せください。
まとめ
CCG HONANDOは、印刷機『LITHRONE G40 advance』の導入により、これまで取り組んできた環境負荷低減への取り組みを推進しています。これまで以上に印刷商材が広がっている今、ユポ紙などの合成紙、タックシール、厚紙といった製品も拡充し続け、お客様の期待を超えるCCG HONANDOならではの提案も可能です。厚紙印刷を行う場合は、ぜひCCG HONANDOにお声かけください。
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