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2022.03.29

今注目を集める「エコアクション21」とは?メリットや取得方法を解説 ~ セミナーレポート(前編)~

2022年2月16日(水)に、「2021年度 エコアクション21 認証・登録事業者向けアフターフォローセミナー」(主催:エコアクション21 地域事務局大阪/共催:エコアクション21 中央事務局)が開催されました。CCG HONANDOは「エコアクション21」に取り組む企業のひとつとして、『小さな企業にもできたエコなアクション』と題して講演をさせていただきました。今回のコラムでは、前編・後編にわたってその模様をお届けします。前編では、「エコアクション」が注目されている理由、認証・登録を受けるまでの流れなどを解説。そして、CCG HONANDOと「エコアクション21」との出会い、取り組みを進めるうえで大切にしていることをご紹介します。

「エコアクション21」とは?

「エコアクション21」とは、環境省によって策定された日本独自の環境マネジメントシステムのことです。さまざまな事業者が、「環境への関わりに気づき、目標を持ち、行動することができる」ようにすることを目的としたもので、1996年のスタート以来、定期的に改訂が行なわれながら運用されてきました。「エコアクション21」は、国際標準化機構(ISO)によって定められた環境マネジメントシステム「ISO14001」を参考にしながらも、とりわけ中小企業が取り組みやすいように工夫された日本独自の認証制度です。

今「エコアクション21」が注目されている理由

前述の「ISO14001」は大企業を中心に普及していますが、一方で中小企業が認証を取得するには人的にも費用的にも負担が大きく、取り組むハードルが高いといわれています。「エコアクション21」では、中小企業でも簡単に環境経営の仕組みを構築・運用できるようになっており、環境に配慮した活動として具体的に何を行なうべきか、ガイドラインによって明確に示しています。そのため、これまでに環境経営に取り組んだことがなくても無理なく始められるのです。

「エコアクション21」に取り組むメリット

「エコアクション21」に取り組むことで、具体的にどのようなメリットがあるのか気になる方は多いのではないでしょうか。多くのメリットがあるなかから、ここではいくつかをピックアップしてご紹介します。

①小さな企業であっても環境保全に貢献できる

「エコアクション21」は、中小企業が環境経営を通して企業価値を向上させていくことを支援するための仕組みです。二酸化炭素や廃棄物の排気量といった必ず把握すべき環境負荷項目と、省エネルギーや廃棄物の削減といった必ず取り組むべき活動が、明確なガイドラインによって定められており、最小限の工数で最大限の効果を上げられるようになっています。そのため、どのような事業者でも効率よく環境保全活動を推進することができるのです。

②生産性向上や経緯削減が期待できる

「エコアクション21」の方針に沿って環境経営システムを構築し、PDCAサイクルを繰り返しながら取り組みを継続的に改善していくと、作業におけるムダをなくすことによる生産性向上や、電気代や水道代などの経費削減につながる場合があり、経営面での嬉しい効果も期待できます。

③ビジネスチャンスの拡大につながる

近年、「環境への取り組みを行なっているか」「環境経営システムを構築しているか」を取引条件のひとつとする企業が増えています。また、自治体によっては、入札参加資格審査において加点を受けられる場合もあるようです。環境への取り組みをアピールすることにより企業イメージが向上し、ビジネスチャンスの拡大につながります。

④社会からの信頼を獲得できる

環境問題への関心が世界的に高まっている昨今。持続可能な社会の実現に向けて、企業における環境経営への取り組みは必須のものとなりつつあります。「エコアクション21」によって環境経営を推進することは、取引先や顧客からの社会的信頼を得ることになるでしょう。

「エコアクション21」の取得方法は?

「エコアクション21」は、環境省が定めたガイドラインに基づき、第三者機関である「エコアクション21 中央事務局」が認証・登録しています。各事業者の自発的かつ積極的な取り組みが評価され、認証・登録を受けた事業者は「エコアクション21」のロゴマークを使用することができます。

認証までの手順

「エコアクション21」の認証・登録を受けるまでの流れは下記の通りです。申請から認証までは約2~3ヶ月かかります。また、初回の申請にあたって「環境経営レポート」の提出が必要となり、「エコアクション21」の取り組みを3ヶ月以上運用した結果をまとめて報告しなければなりません。そのため、事前の計画と準備が重要です。

①審査の申し込み
②担当審査員の通知
③必要書類送付
④審査(書類審査・現地審査)の実施
⑤審査結果通知
⑥判定結果報告
⑦判定結果通知
⑧認証・登録契約の締結/認証・登録料の納付
⑨認証・登録証の送付、ロゴマーク使用承認
※参照:「エコアクション21」公式HPより

「環境経営レポート」とは

「エコアクション21」では、認証・登録事業者に対して「環境経営レポート」の作成と公表を求めています。2022年2月現在、認証・登録事業者の数は7,447社にのぼり、「エコアクション21」の公式HPでは、すべての認証・登録事業者の「環境経営レポート」が公開されています。

「エコアクション21」の認証にかかる費用

「エコアクション21」の認証にかかる費用として、審査費用と認証・登録料および更新登録料があります。審査費用は、審査員1人日あたり50,000円(消費税別)となっており、必要な工数は業種や従業員数によって変動します。

また、初回の登録審査以外に、最初の認証から1年後の中間審査、認証から2年後の更新審査、更新審査から1年後の中間審査も行なわれ、その都度費用が発生します。なお、自治体によっては「エコアクション21」に関わる各種費用に対して補助金を出しているところがあります。

「エコアクション21」の取得企業例

「エコアクション21」を通して、多くの企業や自治体が環境経営に取り組んでいます。例えば大手ビール会社では、広告品の適正発注を行なうことにより廃棄コストと製造・購入コストの削減に成功したそうです。また、ホテル業界で初めて「エコアクション21」の認証を取得した沖縄のリゾートホテルでは、宿泊するお客様とともに環境負荷を減らすアクションに取り組んでいます。

CCG HONANDOと「エコアクション21」との出会い

CCG HONANDOと「エコアクション21」との出会いは、10年ほど前のことでした。2011年頃、他社との差別化を図るべく「環境」というキーワードに注目。「ISO14000」の取得を考えたものの困難であるとわかり、「エコアクション21」を知ったのです。「環境に良い取り組みをしても事業が継続できなければ意味がない」と常々思っていたことから「環境経営」という理念に共感し、認証の取得を決意。認証を取得してから現在まで約10年間、無理なく自分たちにできるアクションを選択し、継続してきました。

CCG HONANDOが「エコアクション21」を進めるうえで大切にしていること

CCG HONANDOが「エコアクション21」への取り組みを継続するなかで大切にしてきたのは、「難しく考えず、とりあえずやってみる」ということです。使わない電気をこまめに消したり、社員の環境への意識を高めるために社内に掲示物を貼ったり、小さなことからコツコツと実践していくことが重要なのではないでしょうか。

続く後編「小さな企業にもできた「エコアクション21」の取り組みとは? ~ セミナーレポート(後編)~」では、CCG HONANDOの「エコアクション21」の取り組みについて、さらに詳しくご紹介します。ぜひご覧ください。

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