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2022.02.25

契約書作成における印刷と製本の方法。メリットとデメリットも解説

契約書作成における印刷と製本の方法。メリットとデメリットも解説

ビジネスにおける重要な場面に欠かせない契約書。しかし、押印前に印刷して製本するのは、とにかく面倒な作業です。今回は、契約書の作成における印刷と製本の方法を詳しくご紹介します。それぞれのメリットとデメリットも解説しますので、より良い契約書の作成にお役立てください。

〈 INDEX 〉
契約書の印刷方法
契約書を片面印刷するメリット
契約書を片面印刷するデメリット
契約書を両面印刷するメリット
契約書を両面印刷するデメリット
契約書の製本方法
CCG HONANDOの契約書印刷
契約書印刷ならCCG HONANDOにおまかせください

契約書の印刷方法

契約書の印刷方法として、片面印刷と両面印刷の2つがあります。企業によっては「契約書は片面印刷でなければならない」と決められている場合がありますが、必ずしも片面印刷にする必要はなく、両面印刷にしても無礼にはあたりません。はじめに、片面印刷と両面印刷のメリット・デメリットを挙げてみます。

契約書作成における印刷と製本の方法。メリットとデメリットも解説

契約書を片面印刷するメリット

片面印刷の主なメリットは、両面印刷より見やすいことと、印刷時に裏移りを心配する必要がないこと。これらは作り手よりも読み手にとっての利点となります。そのため、資料の読みやすさを重視したいシーンにおいて、片面印刷は有効な仕様であるといえるでしょう。

契約書作成における印刷と製本の方法。メリットとデメリットも解説

メリット①:両面印刷より見やすい

片面印刷のメリットとしてまず挙げられるのは「見やすさ」です。製本状態や天糊状態であっても、目線を変えることなくスムーズに読み進めることができ、署名や押印をすべき箇所がある程度固定されるため、両面印刷に比べて見落としが少なくなると考えられます。また、片面印刷はマナー的な観点から好まれている側面もあり、読み手の立場に立って考えた時に、シンプルなほうが負担なく内容を読み進められることが大きなメリットといえるでしょう。

メリット②:印刷時に裏移りの心配がない

印刷時の裏移りは契約書の読みやすさに関わるため、注意が必要なポイントです。イラストやグラフなどインクが重たい絵柄が裏面にあると、表面の文字に透けてしまい、読みにくくなってしまいます。また、契約書を格納したり読み返したりする際に紙が擦れることがあります。両面印刷の場合、色移りが影響して契約書の中身が読みにくくなったり、ひどい場合はまったく読めなくなったりしてしまう可能性があります。

契約書を片面印刷するデメリット

片面印刷のデメリットは、用紙をたくさん消費することと、袋とじが必要な場合が多いこと。これらは読み手ではなく作り手にとっての負担となるものです。そのため、作業効率を重視したいシーンにおいて、片面印刷はあまり向かない仕様であるといえるでしょう。

契約書作成における印刷と製本の方法。メリットとデメリットも解説

デメリット①:用紙をたくさん消費する

A3サイズの契約書の場合、表と裏の両面に印刷をすることになるため、1枚の用紙に2枚分の印刷ができます。片面印刷であればA3サイズの用紙が2枚必要ですが、両面印刷ならばその半分で済みます。片面印刷は、読みやすいというメリットがある反面、2倍の量の用紙が必要となり、経費がかさむうえに環境面にも良くないというデメリットがあるのです。

デメリット②:袋とじが必要な場合が多い

袋とじとは、契約書とは別に用意した帯状の用紙または製本テープを使い、背表紙の上下をしっかりと固定する製本方法です。複数枚になる契約書は、ページの改ざんがないよう契印を押します。この契印の数を減らす方法として、製本や袋とじを行なうのが一般的です。片面印刷の場合、必然的に契約書が複数枚にわたるため、袋とじが必要になります。すると、ハサミやのり、ホッチキスを使って綴じなければならず、とりわけ面倒に感じられるかもしれません。

契約書を両面印刷するメリット

両面印刷の主なメリットは、片面印刷より用紙を節約できることと、製本の必要がないため契印を押す必要もないこと。これらは読み手よりも作り手にとっての利点となります。そのため、作業効率を重視したいシーンにおいて、両面印刷は有効な仕様であるといえるでしょう。

契約書作成における印刷と製本の方法。メリットとデメリットも解説

メリット:①片面印刷より用紙を節約できる

両面印刷は用紙の節約になります。片面印刷に比べて印刷に必要な用紙の量が半分で済むため、契約内容が多岐にわたってページ数がかさむ場合、両面印刷にするだけでコスト削減に大きく貢献できます。会社にとってムダな支出を減らすことになるため、より生産性の高い事業運営が可能になります。また、資源のムダを省くことにもつながります。

メリット②:製本の必要がないため契印を押す必要もない

契約書の内容が少ない場合でも、片面印刷は2枚にわたる可能性が高いため、製本が必要です。しかし、両面印刷の場合は1枚で済むため製本の必要はありません。製本の必要がないということは、ページの差し替えを防止するための契印を押す必要もなくなります。公正証明書となると、書類が3枚以上の場合、全ページに押印作業が発生することがあります。両面印刷によってこうした事務手続きが減り、作業効率のアップが期待できます。

契約書を両面印刷するデメリット

両面印刷のデメリットは、両面印刷に対応したプリンターがないと作成できないことと、スキャンによるPDF化に手間がかかること、これらは読み手ではなく作り手にとっての負担となるものです。そのため、環境や人員の面で対応が難しい場合は、両面印刷は選ぶべきではない仕様といえるでしょう。

契約書作成における印刷と製本の方法。メリットとデメリットも解説

デメリット①:両面印刷に対応したプリンターがないと作成できない

両面印刷の契約書が少ない理由として一般的に挙げられるのが、「昔は両面印刷できるプリンターやコピー機がなかった」ということです。高速プリンターが普及したのはここ20~30年の話です。現在でも、小規模なオフィスで導入されている小型プリンターや複合機では、片面印刷しかできない場合があるでしょう。その場合、手作業で表裏に印刷しなければならず、印刷だけで膨大な時間がかかってしまいます。両面印刷に対応するのはなかなか難しいことです。

デメリット②:スキャンによるPDF化に手間がかかる

製本と押印が完了した契約書をデータでも保管するため、スキャンしてPDF化することは多いと思います。この時、両面印刷の書類だった場合、どのページまで読み取ったかがわからなくなってしまったり、印刷ミスが発生してうまく電子化できなかったり、という事態もありえます。また、袋とじをしている場合は、袋の部分を壊さないようスキャンの位置決めに注意が必要です。処理が簡単に進まない点は、かなりのデメリットではないでしょうか。

契約書の製本方法

複数枚の契約書を作成する際、主に2つの製本方法があります。それが「天のりセットのり製本」と「セットのり製本」です。この2つの使い分けとしては、通常時に契約書を事務所に据え置きするか携行するかによって異なります。用途に合わせた製本方法の選択にお役立てください。

契約書作成における印刷と製本の方法。メリットとデメリットも解説

天のりセットのり製本

天のりセットのり製本は、2枚複写や3枚複写などをセット糊で50組ないしは30組にまとめ、さらに天糊して1冊の本にする方法です。二重に糊付け加工をするため、複写組数を本体から外しても複写はバラバラになりません。下敷きを引いて記入したり、複写を本体から外して記入したりすることができるため、保存用に適した便利な製本方法として利用されています。

セットのり製本

セットのり製本は、2枚複写や3枚複写などの1組をいくつもまとめるのではなく、1組を1冊の本にする方法です。複写組数ごとにバラバラになっているため、使用するたびに冊子から切り離すことなく、必要な組数だけを現場に持参して記入できます。そのため、携行タイプの契約書として好まれています。また、専用の下敷きを必要とせず、テーブル上に簡単な敷き物をすれば記入が可能。そのうえで印刷や製本の費用も比較的かからないため、コストを抑えることもできます。

CCG HONANDOの契約書印刷

CCG HONANDOでは、契約書印刷のご依頼を承っております。片面印刷・両面印刷はもちろん、製本も対応しております。契約書本体だけでなく、保管や配布に便利なポケット付きリーフレットなどを合わせてご注文いただくことも可能です。ご依頼によっては、セット内職も含めたワンストップサービスをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

契約書作成における印刷と製本の方法。メリットとデメリットも解説

CCG HONANDOで対応している契約書の印刷・製本方法

CCG HONANDOでは、片面印刷と両面印刷のどちらも短納期での対応が可能です。一般的な契約書はモノクロ印刷ですが、必要に応じてカラー印刷にすることができます。また、環境に配慮している企業様には、FSC認証紙のご提案もいたします。
CCG HONANDOで対応している製本方法の一つに、複写伝票や単式伝票によく使用される天糊製本があります。天糊製本について詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご参照ください。

参照:天糊製本の特長って何?冊子作りに役立つ情報をご紹介。

CCG HONANDOで対応している契約書印刷の種類

CCG HONANDOがご依頼いただく契約書印刷は、A4サイズに両面印刷する場合やA3サイズに片面印刷する場合など、さまざまなパターンがあります。部数に関しても、小ロットから大ロットまで幅広いシーンに合わせた仕様をご相談いただきます。また、契約書を入れておくためのポケット付きリーフレットもご好評をいただいております。重要な契約書で製本をしていない場合、持ち運びがしやすく目隠しにもなるため、おすすめです。

契約書印刷ならCCG HONANDOにおまかせください

昨今デジタル化が進んできてはいるものの、日頃使われている契約書はまだまだ紙媒体が主流です。なかには必ず書面でなければならない契約書もあります。「手間のかかる契約書を簡単に作成したい」「見積もりから納品までを一括で依頼したい」といったご要望がございましたら、CCG HONANDOがご協力いたします。もちろん見積もりだけのご依頼でも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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