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2021.09.27

海洋プラスチック問題とは。その全容と問題解決に繋げるCCG HONANDOの取り組みについて

今、世界で問題視されている海洋プラスチック問題。私たちの生活の中から出るプラスチックごみが海に流出し、海を汚染するだけではなく、そこに住む生物にも大きな影響を与えています。そして、まるで波の押し戻しのように再び私たちの元に問題として突き返されているのです。そうした海の現状がこのまま続けば、持続的に海洋資源を得ることが困難となり、経済や社会、暮らしの面でも大きな弊害になることは間違いありません。今回のコラムでは、そうした海洋プラスチック問題の全容に迫りつつ、私たち人間ができる解決策、そしてCCG HONANDOが企業としてできる取り組みについてお話しします。

海洋プラスチック問題とは。その全容と問題解決に繋げるCCG HONANDOの取り組みについて

海洋プラスチック問題とは

空のペットボトルや浮遊を続けるビニール袋、海底の泥の中に大量に堆積するマイクロプラスチックなど、今、海に大量に流入するプラスチックが世界的に問題となっています。 プラスチックは手軽で耐久性があり、安価に生産できることから、製品そのものだけでなく、ビニールや発泡スチロールといった包装や梱包など、生活のあらゆる場面でも使用されています。しかし、現状ではプラスチックは使い捨てされるものであり、便利なライフスタイルへの移行と共に 海洋を汚染するプラスチックごみも増加の一途をたどっているのです。多くのプラスチック製品を生産、消費している日本も、もちろん無関係ではありません。この「海洋プラスチック問題」の解決に向けて、早急に対応していく必要があります。

拡大する海洋プラスチック問題の原因

海洋ごみにも様々な種類がありますが、その中でも特に問題視されているのがプラスチックごみです。年々増え続けている海洋ごみにおいて、半分以上をプラスチックごみが占めると言われています。その原因とされているのが、以下の3つの事項。まずは、安価で手軽に製造できるため、プラスチック生産量が増えていること。 次に、手軽に使える分、手軽に捨てられてしまい、正しい廃棄処理ができていないこと。そして最後に、 プラスチック自体が自然界で分解されるのに時間がかかること。この3つが、原因として考えられています。

海洋ごみ

海洋ごみとは、どのようなものが定義されているかここで説明していきます。まずは、海岸に打ち上げられた「漂着ごみ」。そして、海面や海中を漂う「漂流ごみ」。最後に、 海底に積もった「海底ごみ」。この3つを総称して海洋ごみと呼ばれています。他にも海ごみ、マリンデブリと呼ばれる場合もあります。今、海洋ごみの代表格ともされる使い捨てプラスチックで言えば、ペットボトルやレジ袋などが街で捨てられ、水路や川に流れ落ちて海に辿り着いてしまうことで、海洋ごみになってしまう。このように、私たちが暮らす街から出たごみが、海洋ごみの大半を占めているのです。

化学物質の排出

海に流れ着いたプラスチックごみは、ほぼ完全に消えることはありません。プラスチックは人工的に作られた化合物のため、自然界に出ても容易に分解されることがないのです。小さなプラスチック片や細かい粒子のマイクロプラスチックとなって、世界の海を漂うことになります。これらは細かくなっても自然分解することはなく、数百年もの間、自然界に残り続けると言われています。そもそもプラスチックは、製造の際に化学物質が添加されている場合があり、海に残留している化学物質を吸収することで、有害物質が含まれてしまう可能性も。そうしたことから、食物連鎖の最下位に位置するプランクトンが、マイクロプラスチックの影響を受けている可能性もゼロではないのです。今、食物連鎖の最上位にいる私たち人間が受ける影響においても、強く懸念されています。

海で発生する海洋プラスチックごみが生態系に与える影響について

海で発生する海洋プラスチックごみが生態系に与える影響について

海で発生する海洋プラスチックごみの量は、陸上からもたらされる量と比較すれば多くはありません。しかし、やむを得ず放棄されたものや、故意に投棄された漁具の多くがプラスチック製のため、特に深刻な問題を引き起こしているのです。 その一例が「ゴーストネット」と呼ばれる、廃棄された漁網です。誰も操作していないのに幽霊のように海中を漂い、魚を含めた海洋生物を絡め続けることからそのように呼ばれています。プラスチック製の漁網は耐久性もあり、強度が強く長持ちするように作られています。そのため、絡まってしまった生物にとっては、脱出を困難にする要因ともなっているのです。

増え続ける海洋プラスチックごみについて

2019年の使い捨てプラスチックの廃棄量は、世界全体で1億3000万トンにものぼります。そのうち、日本は471トンで4位となっています。また、世界全体で1950年以降に生産されたプラスチック量は83億トンを超え、63億トンがゴミとして廃棄されていることも分かりました。回収されたプラスチックごみの79%が埋め立てや投棄されており、 リサイクルされているものは僅か9%にしか過ぎません。前述の通り、投棄されたプラスチックごみが河川から海に流れ着くことで、海には多大な影響を与えているのです。現状のペースで考えた時、2050年までに120億トン以上のプラスチックごみが埋め立て・自然投棄される予測が出ています。それは、非常に恐ろしいことではないでしょうか。

マイクロプラスチックとは

マイクロプラスチックとは

5mm以下の細かい粒子になったプラスチックを、マイクロプラスチックと言います。丈夫で加工しやすく、安価に製造可能なプラスチックは世界で様々な製品として流通しています。手軽に入手できるというメリットがある反面、手軽に捨てられてしまうということが懸念点。海に流れついたプラスチックは小さくなったとしても、自然界の中で分解されることはありません。このマイクロプラスチックによって引き起こされる環境問題が、マイクロプラスチック問題です。ここでは、大きく分けて2種類あるマイクロプラスチックについて説明していきます。

一次マイクロプラスチック

一次マイクロプラスチックとは、製品や製品原料として使用する目的のために作られた、微小なサイズのプラスチック。つまり「元から小さく作られたプラスチック」のことです。プラスチックの原料となるレジンペレットもサイズによってはマイクロプラスチックに分類されます。身近なもので挙げるとすれば、洗顔料や歯磨き粉に含まれるスクラブ剤。研磨剤として小さく加工されたプラスチックが使用されるケースがあり、それは生活排水と一緒に流されているのです。

二次マイクロプラスチック

二次マイクロプラスチックとは、プラスチック製品が自然環境の中で劣化し、粉々になったことで生じたマイクロプラスチックを指します。つまり「元々は大きかったが、摩耗することで小さくなった破片」のことです。海洋ごみとして流出したペットボトルやレジ袋などのプラスチック製品が、時間の経過とともに雨風や紫外線に晒され、粉々になることで発生するケースが多いと考えられています。

拡大する海洋プラスチック問題の原因

海洋プラスチックごみは、海の生き物だけではなく、私たち人間にも多大な影響を与えると言われています。ここでは、それぞれの影響について説明します。

〇海の生態系への影響
例えばウミガメの場合、プラスチックのポリ袋をクラゲと間違えて食べてしまうことがあります。体内で消化されないプラスチックにより、満腹であると勘違いしたウミガメは栄養失調に陥るケースもあるのです。他にも、体内に入ったマイクロプラスチックが内臓に詰まってしまったり、不着していた有害物質が体内に蓄積され死んでしまうケースもあります。また、廃棄されたプラスチック製の漁業網に絡まり、クジラや海鳥が窒息死したりするなど、被害の報告も後を絶ちません。

〇人体への影響
マイクロプラスチックは、もちろん人体にも影響を及ぼす可能性があります。微細なプラスチックであるマイクロプラスチックは、まさにプランクトンでも摂取できるようなもの。例えば、マイクロプラスチックを摂取したプランクトンを魚が捕食した場合、その魚は化学物質に汚染されている可能性があるのです。そして、その汚染された魚を食べることで、人体にもマイクロプラスチックが蓄積されてしまいます。研究結果では、1週間でクレジットカード1枚分に相当する5gのプラスチックを飲み込んでいるという報告もあるほど。人体への影響ははっきりと解明されていませんが、有害な化学物質は体内に蓄積されてしまう。そんな研究結果も出ているのです。

海洋プラスチック問題の解決のためにできること

これまで海洋プラスチック問題について説明してきましたが、解決するためにできることはどんなことがあるでしょうか。国家規模での取り組みはもちろんですが、個人でもできる解決の糸口について説明していきます。

〇基本の3R
海洋プラスチックごみに関わらず、ごみ問題の解決に必要なことは基本の3Rです。
・リデュース(Reduce)=物を大切につかい、ごみを減らすこと
・リユース(Reuse)=使える物は、繰り返し使うこと
・リサイクル(Recycle)=ごみを資源として再び利用すること
この3Rを徹底することが、問題解決に繋がる一番の近道だと言えます。日本国内では、廃棄されたプラスチックの有効利用率が84%程度あり、特に進んでいると言われていますが、全体の約58%は「サーマルリサイクル」という方法に頼っています。サーマルリサイクルとは、主にプラスチックを焼却した時の熱エネルギーを再利用するリサイクル方法。しかし、プラスチック自体をリサイクルしているわけではないため、海外ではリサイクルの一種には含まれていません。やはり、根本的な使用量を減らすことが何よりもの解決策なのです。

〇個人が取り組めること
日本国内におけるペットボトルの年間出荷量は230億本にものぼりますが、リサイクルされたのは約90%。リサイクルされなかったペットボトルは、ゴミとして捨てられていたり、ポイ捨てされている可能性があるのです。こうした投棄こそが、海洋プラスチックごみを増加させる要因にも繋がっています。その解決策としては、例えばペットボトルをマイボトルに変えてみたり、レジ袋をエコバックにしてみるなど、無駄な消費を減らすことで、ゴミを根本から減らす取り組みが可能になると言えます。

海洋プラスチック問題を解決するためのCCG HONANDOの取り組み

CCG HONANDOでは、世界的な海洋プラスチック問題を重く受け止め、解決へと繋げるための新たな自社製品を作っています。

ペーパーファイル

ペーパーファイル

プラスチック製品の多い日本では、プラスチック製品を他の素材に代替することで、リデュース(プラスチックごみを減らす)に繋げることも重要となります。例えば、営業活動で使用しているプラスチック製のクリアファイル。得意先への資料送付や、展示会での資料配布など、その場限りで使用されるケースが多いと思います。また、最も多く使用されているのは、契約を伴うカウンター業務ではないでしょうか?プラスチック製のクリアファイルでは、契約書類を持ち帰った後、リサイクルすることはできません。これを紙製のファイルに変えるだけで、リサイクルが可能になるのです。プラスチック製のクリアファイルと違い、中が見えないので、個人情報の取扱いにも有効。オリジナルで作成することもできるので、例えば抗菌印刷にしたり、FSC認証紙を使用したりなど、より一層環境に配慮した仕上がりにすることも可能です。ラインナップとして、無地のペーパーファイルもご用意しています。オンデマンド機で必要部数だけ印刷することができるため、安価に製作でき、ロスが減らせるというメリットもあります。

紙製うちわ

紙製うちわ

一般的なうちわには、プラスチック製の持ち手が付いています。プラスチック製の持ち手が付いていると、やはりリサイクルができません。しかし、円形の紙製うちわにすることで、リサイクルが可能となるのです。また、すべて紙で作られたものなので、コンパクトに持ち歩くことが可能。いつも使っているアイテムの素材を変えるだけで、環境に配慮でき、海洋プラスチック問題の解決に繋がる取り組みになります。

CCG HONANDOは海洋プラスチック問題の解決策となる製品をはじめ、環境に配慮した製品を多数揃えています。お客様のご要望に合わせてご提案させていただきますので、いつでも気軽にお問い合わせください。

まとめ

環境省の調べによれば、毎年800万トンのプラスチックごみが海洋に流出しているという試算があります。このままのペースで流出が続くと、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えてしまう、という予測も発表されているほど。ですが、プラスチックは加工も容易で、安価に使用できる素材です。強度もあるので、必要なものとして使われているケースも多く見受けられます。そのため、「脱」プラスチックという取り組みはすぐに始めることは難しいかもしれませんが、まずは身近なものから、「減」プラスチックに取り組んでみてはいかがでしょうか? CCG HONANDOでは、紙製のファイル「ペーパーファイル」や、紙だけでできた「紙製うちわ」など、減プラスチックに手軽に取り組めるアイテムを多数取り扱っています。サンプルもご用意していますので、気軽にお問い合わせください。

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