2024.12.20 印刷について
CCGグループ発・紙製ハンガー『Nachuhan』が登場!開発の経緯やポイントを紹介
CCG HONANDOでは、「オリジナル商品づくりの下地をつくり、お客さまへの提案、広報、投資、新たな商品のサイクルをつくっていきたい」という想いから、年に4回「新商品アイデアコンテスト」を開催しています。CCGグループ全社員から新商品のアイデアを募集し、それを商品化・製品化するという企画です。記念すべき第一回のコンテストでは、紙製ハンガーの『Nachuhan(ナチュハン)』が選ばれました。今回は、同商品の開発に携わった新商品開発担当より開発の経緯を交えながら、新商品の特徴や機能について語ってもらいました。
〈 INDEX 〉印刷会社が新商品の企画・開発にこだわる理由
テーマは「クライアントに提案したい環境商材の販促品」
自然の温もりを日常生活に。紙製ハンガー『Nachuhan(ナチュハン)』
アイデアコンテストを通して得られたもの
商品開発における今後の展望
まとめ
印刷会社が新商品の企画・開発にこだわる理由
CCG HONANDOでは、ネコポス対応サイズのオリジナルケース「ぽすとボックス」や、便利機能付きマウスパッドメモ「#me_motto(メモット)」など、さまざまな商品を開発してきました。しかしながら、顧客のニーズや価値観、行動が多様化するなかで、商品開発に割けるリソースは限られていました。商品のライフサイクルを考えると、販売してから3年間も持てば良い方です。であるならば、商品開発のペースを上げるとともに、より多くのアイデアを得るために「新商品アイデアコンテスト」を実施することになりました。
テーマは「クライアントに提案したい環境商材の販促品」
より多くのアイデアを出してもらうために、「印刷用紙にこだわった商品にするのか?」「テーマの幅が広いと、アイデアを出しにくくなってしまうのではないか?」「CCG HONANDOが力を入れている環境負荷低減の取り組みとどう結びつけるのか?」など、議論を重ねました。最終的に、身近にあるものから考えてもらった方がアイデアが出るのではないかという結論に達し、『自社でお客さまに環境商材の販促品として提案する場合どんな商品にするか』というテーマを設定しました。
自然の温もりを日常生活に。紙製ハンガー『Nachuhan(ナチュハン)』
20名27案のアイデアが集まり、最終的に選ばれたのは紙製ハンガー『Nachuhan』です。紙の原料が木であることは多くの方に知られているところ。自然が感じられる「紙」の温もりを普段の生活でも感じてもらいたいという想いから、親しみやすさをイメージしてネーミングしたのが、ナチュラルハンガー『Nachuhan(ナチュハン)』です。
開発の経緯、きっかけについて
「紙製品をもっと身近に感じてもらいたい」「脱プラ化を進めたい」という想いから、日常的に使用できるものとして、各ご家庭に必ず一本はある「ハンガー」に着目。紙製のハンガーにすることで、プラスチック削減に大きく貢献できますし、軽量のためラックへの負担を抑えることも可能です。また、ショップで売っているかのようにお洒落にクローゼットに保管できるほか、処分も簡単です。お気に入りのデザインを楽しむためにご家庭で使ったり、一風変わったノベルティとして配布したりと、さまざまな使い方ができると考えました。
商品の特徴やこだわったポイントについて
一般的なプラスチックハンガーは立体になっているため、表面に印刷することは難しいのですが、紙製のハンガーは平面になっているため、絵柄を印刷することが可能です。お部屋のインテリアやコーディネートに合わせて、お気に入りのデザインを印刷するのはもちろん、アパレルブランドのロゴを印刷した『Nachuhan』を店頭商品に使用し、商品購入後にハンガーごと持ち帰れるようにすることで、購買意欲を駆り立てられるのではないでしょうか。今回は①キャラハンガータイプ②ナチュラルタイプ③ECO タイプの3つのデザインで製作しましたが、形状だけでなく紙やデザインを変えるだけで印象が大きく変わります。プラスチックのハンガーと比べると、コストはやや割高ですが、サンプルで作成した『Nachuhan』の型をそのまま流用することで、コストを抑えて作ることができますし、紙なので形を変えてつくることも簡単です。
選定した理由
ハンガーとしての実用性を担保するために、紙に厚みを持たせながら、ハンガー型でくり抜くという難易度の高い加工を両立させるのが大変でした。紙を貼り合わせる、いわゆる合紙作業によって3ミリ近くの厚みを出した方が良いという話になりましたが、CCG HONANDOが依頼しているトムソン会社は薄い紙を専門としていることが多く、対応できる会社を探すのに苦労しました。さまざまな会社に打診するなかで、厚い紙の抜きを得意とするトムソン会社との出会いがあり、厚い製品を製作することができました。
アイデアコンテストを通して得られたもの
CCG HONANDOだけでは生まれないアイデアも多く、またアンケートを取ってみると予想とは違った結果になるなど、衝撃を受けました。その結果を受けて、CCG HONANDO内でもさまざまなアイデアが出ており、まだまだ取り組みを深めていけると考えています。
商品開発における今後の展望
年4回の新商品開発を皮切りに、新商品開発の風土の醸成、お客さまへの広報など、ただ製品を作るだけではないものづくりの楽しさを再認識できれば嬉しいです。ホームページ等で開発の経緯を紹介したり、商品紹介ページを開設するなど、お客さまにも新商品の良さを広めていければと考えています。
まとめ
今回は、CCG HONANDOから生まれた紙製ハンガー『Nachuhan』を取り上げ、開発の経緯や商品の特徴について紹介しました。CCG HONANDOでは、これからも商品開発のスピードを上げ、CCGグループの社員とともに新たな商品開発に取り組んでいきます。『Nachuhan』に興味のある方は、ぜひCCG HONANDOにお問い合わせください。
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